一般的な「お風呂の入り方」
オーストラリアでは日本のように、
湯船にお湯をためて入る習慣はありません。
シャワーのみです。
シャワーも、ホースが無く、右の写真のように
固定式のものが殆どです。
そして、各家庭でバラつきはありますが、
1人が使用できる時間は、5~10分が平均です。
出発前に、5分くらいで終わるように練習しておくと良いですね。
自分なりの方法が見つかるはずです。
ちなみに、私はメイク落としと洗顔を予め洗面所で済ませ、髪と体を洗うだけにしています。
ホームステイ初日、ホストファミリーにお風呂は何分利用できるのか聞きましょう。
お風呂で気をつけたいこと
一般家庭のお風呂は、
いわゆる「ユニットバス形式」が多いので、
シャワー、洗面所、トイレが全て
一つの部屋の中にあります。
誰かがシャワー、洗面所、トイレの
いずれかを使用していると、
その間、他の人は入る事ができません。
「今、誰も使用していませんよ。使って良いですよ。」 という合図として、
扉を少し空けておきます。
但し、使用中に少し閉め忘れると、間違えて誰かが入ってくるかもしれません!ご注意を!!
そして、次の人が気持ち良く使えるように、髪の毛が落ちていないか、
バスマットはぐちゃぐちゃになっていないか、確認するクセをつけましょう。
シャワーが5~10分しか使えない理由
年間の降水量が豊富な国に住んでいる
私達にとって、「水不足問題」は
あまりピンとこないかもしれません。
しかし、オーストラリアでは
年間降水量が少なく、場所によっては
3ヶ月間1滴の雨も降らない所もあります。
特に近年では、水不足が深刻な問題に
なりつつあります。
各家庭には水を貯めておくタンクがあり、それを生活用水として利用しています。
このタンクの水を家族全員が分け合って使用するので、
例えば、一人が大量にシャワーで使ってしまうと、他の人の分が無くなってしまいます。
そういう訳で、シャワーを利用できる時間を5分~10分と設定しているのです。
オーストラリアでは、小さな子供の頃から節水に対する意識が高い人が多いです。
日本人留学生も、「帰国してから、日本がどれだけ水を贅沢に使っているのか、
改めて水のありがたさに気付いた。」 と話す人も少なくありません。
空気が乾燥しているオーストラリア。飲み水まで節水する必要はありません。
水分補給は怠らないで下さいね。