自信を持って!
ホームステイをした学生さんが
帰国した後によくぼやきます。
「ホストファミリーはフレンドリーじゃなかった」
「朝ごはんを用意してくれなかった」
「休みの日、どこにも連れて行ってもらえなかった」
など。
「ホームステイ」は、「ホテルステイ」ではありません。
あなたが快適に暮らせるように、様々なサービスを提供してくれる事はありません。
また、日本人とオーストラリア人は考え方も違います。
日本人は、相手の顔色を伺って、「この人は今何をして欲しいと思っているか」と
先回りして、相手の為に考えてあげます。
オーストラリア人は違います。
ホームステイをしている学生自身が「私は○○がしたい」「○○が食べたい」と
リクエスト(要求)するまで、気付いてくれない事もあります。
(一般論ですので、オーストラリア人全員がそうではありません。)
英語が分からないし、何て言ったら良いのか分からない時は、
スマホで検索すればすぐに出てきます。
自分で言った英語が通じた時は、大きな自信に繋がります。
「間違った英語」で結構です。単語だけ並べても、相手は理解しようと努めます。
わかってもらえるまで、何度も挑戦する気持ちが大切です。
紙に文字や絵を描いてでもジェスチャーでも理解してもらうようにして下さい。
ホームステイを通して、違う国の文化を楽しみながら体験しましょう。
日本との違いを発見するのは面白いですよ♪
また、一人ぼっちで滞在する訳ではないので、過度に緊張する必要もありません。
リラックスして、楽しく過ごしましょう。
心に留めておいて下さい
私は、ホームステイをする学生さんに、こう尋ねます。
「もし、あなたのご実家に外国人がホームステイに来たら、
その人にどうあって欲しいと思いますか?」
◆その外国人は日本語がよく喋れないので何も話そうとしない
⇒何を考えているのか知りたくないですか?
◆その外国人は、「日本よりも自分の国が住み心地良い」と何度も言う
⇒「何で日本に来たんですか?」と聞きたくなりませんか?
◆夕食が終わったら、すぐ自分の部屋に入って朝まで出てこない
⇒ちょっとお話ししてみたいのに・・・と思いませんか?
◆「洗濯をしてくれない」と、引率の先生に愚痴を言っている
⇒引率の先生に言わず、私の家族に直接相談してくれたらいいのに・・・と思いませんか?
自分が反対の立場(ホストファミリー)になった時、相手がどんな気分でいるのか。
ちょっと視点を変えるだけで、ホームステイのトラブルは半分以上軽減されます。